朝鮮民主主義人民共和国のミサイル発射・核実験に関する総長談話

宗務本所

2017/09/20

 世界の恒久平和を祈り慈悲行を実践する臨済禅が、武力・暴力による問題解決に反対であることは言うまでもありません。
 しかしながら、去る9月15日、朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」という。)が弾道ミサイルを再び発射したという報道がなされました。このところの同国によって繰り返されるミサイル発射や核実験は、どのような理屈をつけようとも真の平和をめざす禅門の立場において決して正当化できるものではありません。
 私たち臨済宗妙心寺派教団は、北朝鮮はもとより全ての国の核実験や兵器の開発に反対するとともに、国際的な対立においては、戦争・武力によらない、平常心をもった対話による平和的解決をはかることを心から願います。
 

2017年9月20日
臨済宗妙心寺派 宗務総長 栗原正雄

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