臨済宗妙心寺派僧侶のネット上における差別発言のお詫び
宗務本所2019/09/06
今般、臨済宗妙心寺派僧侶がインターネット上においてヘイトスピーチをはじめとする諸々の差別発言を行っていたことが明らかになり、調査の結果、その事実を確認いたしました。
本派僧侶に対し常日頃より人権に関する啓発活動を実施しているにもかかわらず、このようなことが起こりましたことは誠に遺憾であり、多くの方々の心を傷つけましたことに対し、臨済宗妙心寺派として深くお詫び申し上げます。
妙心寺派では『生活信条』の第二条に「人間の尊さにめざめ、自分の生活も他人の生活も大切にしましょう」と定めて、お互いの人権を認め合う生活を目指す活動を行うと共に、人権擁護の推進に努めてまいりました。そのような中、このような事案が起こりましたことは、本派の取り組みが不十分であったと言わざるをえません。
今後、二度とこのようなことが起こらぬよう、本派を挙げて人権問題に関する取り組みの見直しを行っていく所存です。
2019年9月5日
臨済宗妙心寺派宗務総長 栗原 正雄